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第1章ガイダンス
コンピュータは、日常生活に様々な変化をもたらしました。
歴史的なコンピュータの利用形態の変遷は、以下とも言われる。
- メインフレーム全盛期の集中処理
- 分散システム(オープンシステム)の抬頭によるクライアント・サーバなどの分散処理
- インターネットに代表されるネットワーク中心の、新しい集中処理
- 世界に分散したユーザーがサーバを意識せずサービスを受ける、クラウドコンピューティングの処理形態
モバイルコンピューティングとは、移動中、あるいは外出先でコンピュータを利用すること。ノートパソコンや携帯情報端末の高性能化・高機能化や、携帯電話やPHSによるデータ通信の高速化に伴い、外出中でも家や職場と同様の環境を再現できるようになりつつある。携帯電話などによるデータ通信を併用する場合のみを指してモバイルコンピューティングと呼ぶ場合もある。
ICTのトレンドは、クラウド、IoT、AIへ変換しています。変わらないものは、コンピューターサイエンスであります。
スマートフォンは、様々なセンサーを装備、クラウドと繋がる能力が持つIoTデバイスと見なすことができます。
ユビキタス情報システム論は、特定のコンピューター言語にこだわらない、コンピューターサイエンスの基層知識を用いで、
みなさん手持ちのスマートフォンを教材に、センサー情報の収集、そしてクラウドとの連携する技術を学び、
何時でも、どこでも利用できるユビキタス 情報システムの構築技法を学びます。
本コースの構成
(1-7基礎編)
(8-10ネットワーク編)
(総合編11-13)
スマホ・アプリ開発
世界の携帯電話契約数は世界の人口を上回った。携帯電話中スマホの普及率は67.4%、スマホの販売数はパソコンを超えた、動画視聴ネットショッピングに使用する機器は、スマホがパソコンを超えた!! スマホ・アプリ開発人材不足のため、求人が増えた。
スマホOSのシェアは、主にAndroidとiOSであり。日本にはほぼ半々だが、全世界の場合Androidは78%。
ゲームが作りたい、でもアイディアがない、プログラミングがわからない!
「100万のタマゴ」を検索してみましょう — 「誰もやりたくないアプリ」を3日でつくったら、広告収益3,500万円超え。800万ダウンロードの無駄タップアプリ「100万のタマゴ」が世界各国でヒットするまで。
スマホ・アプリ開発は、従来のプログラミングとビジュアルプログラミングがある。従来のプログラミングは習得まで時間がかかるが、ビジュアルプログラミングは入門がすぐでもできる。
MIT App Inventorとは
- Android用ビジュアル プログラミング
- コーディングなし、プログラムの部品をドラッグ&ドロップで組み合わせるだけでできる。
- 使ってみたいアプリを自分で作る
- ひらめいたアイデアから簡単にアプリが作ることができる、プロトタイプにも適する
- 実用のアプリ開発も可能
- Java プログラマー向けの Android アプリ開発の解説書の例題10戦全勝
MIT App Inventorできること
Googleはコンピュータ科学専攻ではない大学生、看護学生、女子高生、小学生などを対象にApp Inventorのテストを行ってきた。サンフランシスコ大学の学生は車の運転中に送られてきたテキストメッセージに自動返信するアプリを作成。看護学生は加速度センサーを用いて患者が倒れたときに、患者の携帯電話から救急メッセージが送信されるようにした。レゴマインドストームというロボットもプログラムで動かす。
準備するもの
- PC
- Webブラウザ
(ChromeかFirefoxを推薦。IEはサポート外) - MIT Appinventor Tools
- Windows : http://appinv.us/aisetup_windows ~80 MB
- MacOS : http://appinv.us/aisetup_mac
- Webブラウザ
- Google アカウント
- Androidマシン(スマホ or タブレット)
- 「MIT Ai2 Companion」
- QRコードスキャナー
- 無線LAN(WiFi) あると便利
開発環境
下記何れの開発環境を用意
- Androidデバイス+WiFiがある
=> Androidデバイス+WiFiで実行 - Androidデバイスがない
=> エミュレータで実行 - AndroidデバイスはあるがWiFiがない
=> Androidデバイス+USBケーブルで実行